-商品名
畠山モデル(黒・白)
-ブランド
盛
-販売
nuno.MORINORI(2022)
-デザインについて
平家物語:巻第九 宇治川先陣(うじがわのせんじん)
詞:「いでさらば今日の軍神に祝わん」いでさらばきょうのいくさがみにいわわん
佐々木が先陣の名乗りを上げたのち 畠山重忠も続いて宇治川を渡りました。
乗り替えの馬に乗っているところに進んでくる者がいます 「ここに駆けてくるのは何者だ、名乗れ。」畠山が言うと 相手は「木曽殿の家の子で長瀬判官代重綱」と名乗りました。畠山は「さあ、それならば今日の軍神に供えよう」と馬を並べて戦うのでした。
※数種類の平家物語と平曲(平家物語を語り琵琶で伴奏するもの)を参考にしています。表現に多少の誤差がありますので何卒ご了承ください。
-制作エピソード(盛典)
今回は宇治川先陣の物語の中から、宇治川モデル(佐々木・梶原)に続いて畠山重忠モデルをデザインしました。平曲を学んだとき、畠山の言葉に躍動感を感じたのを覚えています。いでさらば今日の軍神に祝わん。この”いで”は相手を誘う言葉です。”いで”によって躍動感が増す気がするのは私だけでしょうか。いでさらば今日の軍神に祝わん=さあ、それならば今日の軍神に供えよう。 軍神(いくさがみ)は武運を司る神、敵を切って血を供えて祭るのだそうです。 言葉の表現は柔らかですが、私の脳内ではこのように訳しています。
来いよ軍神の供え物にしてやるよ
言葉通り畠山重忠は相手をやっつけてしまうので、その場面はデザインしていません。機会がありましたら、平家物語巻第九宇治川先陣の後半をご覧いただけたらと思います。いで!
DESIGNER:MORINORI(盛典)